お金に苦労している人は多いですが、債権回収会社に借金を抱えているというのは、もっと苦しいものだと思います。
私が債権回収会社に借金をした経緯はこちらをご覧ください。
私も、過去に2回、債権回収会社から返金訴訟を起こされてしまったことがあります。
返金訴訟を起こされた時の内容は「債権回収会社(サービサー)からの借金督促の対応について~私の体験談~」をご覧ください。
そんな私が、仮想通貨NEMのおかげで、ついに債権回収会社に借金を返済することができました。
今回はそのことについて書きます。
仮想通貨氷河期時代に仮想通貨NEMを購入
私が仮想通貨ブームの2017年にNEMを購入し、コインチェック事件で大損したことは以前に書きました。
しばらくは仮想通貨を買うために借金した分を返済するために施設警備員をやりながら深夜の物流センターのアルバイトを掛け持ちで1年間やって返済資金の70万円を作りました。
そこからの続きの話ですが、実は2018年12月から仮想通貨NEMを少しずつですが購入していきました。
1か月ごとに5万円ずつ、深夜の物流センターのバイト代と食費の節約で貯めたお金で、NEMを購入していったのです。
痛い目にあった仮想通貨NEMをもう一度購入した理由
NEMには当時再び価格が上昇する材料がありました。
それはカタパルトです。
NEMは「カタパルト」という名称のプロジェクトで大掛かりなアップデートを行うことを予定していましたが、大幅に遅れていました。
当時はそれが実現することで高い決済速度やセキュリティー性が期待されていました。
これが実現すれば、価格は再び上昇するのではないかと私は考えたのです。
当時のNEMの価格は2円でした。
最高値で200円を超えていた時の価格の100分の1まで下落していたのです。
カタパルトが実現すれば、NEMの価格は88円(コインチェック和田ライン)ぐらいにはなるのではないかと思いました。
2018年12月~2020年12月までなけなしのお金を全てNEM購入につぎこみました。
今考えると狂気の沙汰でしたね(汗)
NEMの大型アップデート「Symbol」誕生でNEMの売却に成功
NEMのカタパルトを待つこと約2年、その間生活が苦しすぎてNEMの購入をやめようと何度も思いました。
しかし、人生を好転させるためにはNEMに賭けるしかない!
そんな思いで2年間我慢しました。
そして2021年3月にNEMの大型アップデート「Symbol」がローンチされることが決まり、その1か月前からNEMの価格が急上昇しました。
ちなみにNEMの大型アップデート名が「カタパルト」から「Symbol」に変更した理由は、商標として使用できないことが判明したからです。
そして、ついに待ち望んだ2021年3月、NEMが1XEM=88円まで上昇したのです。
私が2年から思い描いたとおり、コインチェックの和田ラインの価格まで上昇しました。
和田ラインについては腹が立って語りたくないので、ググってください。
私は、すべてのNEMを1XEM=82円で売却することを決めました。
売却益は約500万円!!
博打とはいえ、NEMに賭けて良かったです。
債権回収会社に借金を全額返済する
債権回収会社には、合計366万1,015円の借金がありました。
毎月少額で返済はしていましたが、利息や遅延損害金が発生し533万1,662円まで借金が膨らんでいました。
この金額では全額返済は無理です。
いろいろありましたが、話し合いの結果、債権回収会社に150万円を一括で支払うことで合意しました。
533万円が150万円に割り引いてもらえるっておかしくないか??
そう思われるかもしれません。
でも、理由があるのです。
債権回収会社は二束三文の値段で銀行から私の債権を買い取っています。
二束三文の値段というのは、私の場合だと債券価格は10万円~20万円の間ぐらいです。
なぜこんなに安いかというと、「銀行があきらめた顧客」は返済能力がない場合が多いので、銀行は二束三文の値段で債権回収会社に顧客の債権を売るのです。
債権を一円も回収できない場合が多いので、債権回収会社もリスクを負っています。
今回の私のケースだと150万円でも債権回収会社には100万円以上の利益がでるのです。
私が一括で支払えるのは最大で150万円だったので、債権回収会社が妥協してくれたのです。
私は和解契約書の内容の通り、債権回収会社に150万円を一括で支払いました。
その後、債権回収会社から取引終了の用紙が届きました。
これで債権回収会社とようやく縁を切ることができました。
残りはアプラスの借金587万円となりました。
こちらは以下の記事で書いていますが、金利無しで元本のみ返済で合意しましたので、地道に返済していっています。
完済までは25年かかりますが、頑張ります!
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