以前の記事でも書いたように私は新築ワンルームマンションの物件を3件所有していました。
空室地獄で貯金が底をつき、どうしようもない状態になりました。
そこから任意売却を決意し、そのうちの2件はスムーズに任意売却することができました。
その時のことを書いた記事がこちらです。
しかし、残りのワンルーム1件は新築ワンルーム販売業者Bが勝手に私のローン返済の肩代わりをしてB銀行に返済していたために任意売却をやりたくてもできない状態でした。
勝手にローン返済の肩代わりをしておいて、私の実家にその肩代わりのお金の返済を求めて訪問してくるというとんでもない行動を販売業者Bはとりました。
販売業者Bとのトラブル内容はこちらの記事に書いています。
結局、こちらが反撃に出た結果、販売業者Bがこの物件の買手を探すことで話は落ち着きました。
私が専任媒介契約をしている任意売却業者がしつこく販売業者Bにプッシュしてくれたおかげで、販売業者Bは必死になって買手を探したようです。
ある日、任意売却業者から連絡がきました。
販売業者Bから連絡がありました。
ついに買手を見つけたようです!!
売却額はこちらの要望通りですので、この物件に関して鈴木さんの借金は一切ありません!
○日の○時に○○で決済(売却)を行いますので、当日よろしくお願いします。
ありがとうございます!!
やっとこれでワンルーム物件は全部処分できます!!
正直全く期待してなかったので、ちょっと嬉しかったですね。
当日に販売業者Bの担当者と対面しましたが、殴りそうになるのをグッとこらえてなるべく相手の顔を見ないようにしました。
相手は私に「実家に取り立て」に行ったことへの謝罪をすることなく、手続きが終わるとさっさと帰っていきました。
金銭的には勝手にとはいえ、私のローン返済の一部を販売業者Bが支払っているので、喧嘩両成敗といったところでしょうか。
いや、違うな。
こっちはボッタくり物件を騙されて2件も買わされているのだから、向こうが悪いのは間違いない!
これで販売業者Bが勝手にローン返済の肩代わりしていたワンルーム物件を任意売却することができました。
しかもこの物件に関しては残債が1円も残らない形で任意売却することができたので、最高の結果ではないでしょうか。
ボカシを入れているのでわかりにくいと思いますが、B銀行金銭消費貸借契約書の左上のほうに大きい赤のインクで「完済」の文字が確認できるかと思います。
これで私が所有していた新築ワンルーム物件3件すべての売却が完了しました。
これにより借金額が確定しました。
- A銀行融資の物件の残債(元本):366万1,015円
- B銀行融資の物件の残債(元本):0円
- 金融業者C融資の物件の残債(元本):587万円2,351円
借金合計額:953万3,366円(遅延損害金除く)
最後の物件の任意売却が完了してから、数日後に任意売却業者と面会し、今後の借金についての相談をしました。
私の場合は、弁護士に依頼して債務整理しても「利息がなしになること」と「元本の10~20%減額」が精一杯のところです。
弁護士に諸経費や相談料、成功報酬金を払わないといけないので、トータルで考えるとほとんど意味がありません。
よって一般常識から明らかに今の状況だと「自己破産」すべきです。
でも、「自己破産する」にもお金がかかりますからその時の私には難しかったので、任意売却業者からはこのようにアドバイスされました。
債権回収会社や金融業者から和解案がでるまで待ちましょう。
また、裁判をされたとしても、支払えないですし、強制執行されるものも鈴木さんにはありません。
裁判もあくまで時効の中断が一番の目的ですから、そんなに気に病むこともありません。
お金は返したいけど、返せないし、自己破産も厳しいのでアドバイス通りに和解案が出るまで待つことにしました。
ちなみにもうすでに私は信用情報に傷がついてました。
ですから、住宅ローンは組めないし、クレジットも使えないし、新しいクレジットカードも作れない状態でした。
でも、逆に私には良かったですね。
あらたに借金のきっかけになる元凶がなくなったのですから。
これからはすべて現金でしか物を買えませんから、しっかり考えて買い物をできるようになります。
また、詐欺師に騙されてクレジット払いでお金を支払うってことも絶対にありません。
いいことだらけです。
世間体が悪いだけです。
世間体なんてクソくらえですが(笑)
これで「新築ワンルームマンション投資失敗で借金をした話」は終わりです。
物語風にここまで書いてしまったので、ワンルーム購入や諸費用、任意売却にかかる費用など詳細は割愛してしまいました。
そのあたりに関しては以下の記事で書いています。
そして、一番大事な借金の問題もその後どうなっていったのかも以下の記事で書いています。
興味がありましたら読んでもらえると幸いです。