不動産投資の罠!?新築ワンルームマンション販売業者に騙された話書籍はこちら

新築ワンルームマンション投資失敗で借金をした話(9)~銀行から督促状~

銀行からの督促状

私は前回の記事で書きましたが、新築ワンルームマンションのローン返済が完全にできなくなりました。

そして無気力になってしまい、仕事に大幅な支障をきたしたので会社を退職しました。

前回の記事はこちらです。

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ここで整理をしておきます。

私は新築ワンルームマンションを3件所有しています。

ローンの借入先はA銀行、B銀行、金融業者Cの3社です。

物件①1,620万円(A銀行、変動2.275%、元利均等返済35年)
物件②1,450万円(B銀行、変動3.1%、元利均等返済35年)
物件③1,780万円(金融業者C、変動2.9%、元利均等返済25年)

話は戻りますが、ローン返済できなくなってからしばらくは借入先の3社から連絡はありませんでした。

借入先から連絡があったのはローン返済ができなくなってから1か月後のことでした。

借入先のA銀行から次々と電話がかかってきたり、督促状(返済請求の手紙)が届くようになりました。

借入先の金融業者Cからも同様に電話と督促状がありました。

一方、借入先のB銀行からは電話や督促状はありませんでした。

でも、なぜか新築ワンルームマンション販売業者Bから「B銀行に遅滞なくローンを返済するように」との連絡がありました。(これはのちのち理由がわかります)

◎金融業者Cとのやりとり

もう貯金も底をつき、会社も退職してしまって無収入で返済できません。
すみません・・・

返済できないのであれば、物件を競売にかけます。

それが嫌ならなんとかして一括返済してください。

◎A銀行とのやりとり

もう貯金も底をつき、会社も退職してしまって無収入で返済できません。
すみません・・・

こちらで任意売却業者を探しますので、まずは物件を売却しましょう。

売却して捻出できたお金は全て私どもに返済してください。

残ったローンの返済についてはその後で相談しましょう。

B銀行からは電話はかかってこず、督促状もなぜか届きませんでした。

無気力な私でしたが、ワンルームマンションを競売にかけても7~800万円ぐらいの売却金額とわかっていましたので、ダメ元で任意売却業者を探すことにしました。
(A銀行は任意売却業者を探してくれると言ってくれましたが、他の2件のワンルームマンションは自分たちには関係ないので、そこまで面倒を見てくれないでしょうから。)

「任意売却」は普通の売却とは違いますので、知らない方はこちらの記事をご覧ください。

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私は個人再生、任意整理、債務整理、自己破産に精通している弁護士と提携している任意売却業者はいないか?、探すことにしました。

任意売却業者はいくらでもいますが、売却しても絶対に残債(借金)は残ります。

3つのワンルーム物件を売却しても借金は1,500万~2,000万は残るだろうと私は予測していました。

基本はワンルームマンションの任意売却後は銀行・金融業者に一括返済しないといけないのですが、私にはそれができません。

そうなると弁護士に頼るほか方法がないのですが、一から弁護士探しをしないといけないので、それは面倒です。

弁護士にも専門分野、得意分野があるので、ある程度経験のある弁護士に依頼するのが良いのです。

法テラスを利用しても良いのでしょうが、見当違いの弁護士を紹介されることも多々あります。

自分で複数の弁護士に予約をして相談しにいくのも良いのですが、過去に90万円の詐欺に会った時に返金訴訟を起こすための弁護士探しでかなりのエネルギーを使いましたからそれは嫌でした。

ですから、個人再生、任意整理、債務整理、自己破産に精通している弁護士と提携している任意売却業者が、もしあるならそこに頼みたいと思ったわけですね。

あちこちの仲介業者に聞いたりしましたが、見つかりませんでした。

インターネットで調べてみると私の希望にかないそうな任意売却業者がいくつかありましたので、それぞれにメールしてみました。

内容は以下の通りです。

新築ワンルームを3件購入し、なんとか空室があるたび耐えてきましたが、ローンが支払えなくなり困っています。

以下、事の詳細です。

新築ワンルーム1件目を販売業者Aから○○年○月に購入しました。

その後に自分で調べたりして、新築ワンルームは買ってはいけないものだとわかりました。

自分はよく考えずに騙されて購入したのだと悟りました。

ですから、この時点で新築ワンルームの追加購入は全く考えていませんでした。

購入してから4か月ほどして販売業者Bから新築ワンルーム購入の勧誘の電話がかかってきました。

「1件持っていて、早いところ売却したいから、必要ない。」と返答したところ、
「私のところの物件をお持ちになっていただければ、数年後にその物件と一緒に売却しますよ。数十万円は赤字になりますが。」
と言ってきたので、話だけでも聞いてみるかと喫茶店で話を聞きました。

「1件だけだとなかなか売れないが、複数まとめてだと買手がいる」という話をされ、過去の販売資料を見せられました。

よく考えるとたまたまのケースなのに、それを鵜呑みにしてしまい、信じてしまい、もう2件を○○年○月に購入してしまいました。

それからしばらくは空室もなく、ローンもなんとか返せていたのですが、この購入した物件が、半年もたつことなく入居者が出て行ってしまいました。

後でわかったことですが、その入居者は不動産会社に勤めており、「サクラ」で入居していたのでは?と他の不動産屋より伺いました。

もちろん、証拠もそれを証明するものもないので、どうしようもないですが…

どうもこの販売業者Bが言っていることは怪しいと思い、いろいろな不動産屋に私の所有物件の査定をしてもらいましたが、3件とも1,000万円ほどでした。

物件①1,620万円(A銀行、変動2.275%、元利均等返済35年)、
物件②1,450万円(B銀行、変動3.1%、元利均等返済35年)、
物件③1,780万円(金融業者C、変動2.9%、元利均等返済25年)

ですので、これではどうやっても数十万円の赤字で大丈夫な値で売れるはずがありません。

この時に弁護士さんに

「販売業者Bが私を騙して購入させた2つの物件を購入前の状態に持っていけないか?」

売買契約を無効にできないか?

と相談しましたが、販売業者Bが言った「数年後に3件を数十万円の赤字で大丈夫な値で売れる」という言葉の録音記録、もしくは書面がないと難しいと言われました。

私はもう一度その販売業者Bの担当者と電話で話をし、その言葉を引き出そうとしましたが、できませんでした。

また、最初の入居者が退去した際に勝手にクリーニングをされ、そのクリーニング代(ボッタくり価格)等を請求されたこともあり、もめて販売業者Bから、今は着信拒否もされています。

私に無断でクリーニングして請求することは消費者法違反なのは確認済みです。

弁護士さんは「裁判はできないこともない」とおっしゃってくださいましたが、相手も本気で裁判してくることは目に見えており、材料的にこちらが不利なのであきらめました。

そうこうしているうちに空室地獄にあい、ローンが支払えなくなり、督促されています。

現在、体調不良で会社はすでに退職しております。

個人的には任意売却は無理で自己破産しかないと思っています。

自己破産はしかたないですが、両親に知られたくありません。

ご相談できるでしょうか?

よろしくお願いいたします。

このメールに対してほとんどの業者の返事は

「自己破産しかありません。」

「弁護士に依頼して進めたほうがよろしいかと思います。」

というものでしたが、1社だけ返事をくれました。

次に続きます。

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