私はワンルームマンション3件を任意売却したあとに個人再生、任意整理、債務整理、自己破産のいずれかになることを覚悟しました。
その手続きを弁護士に依頼することも視野にいれて行動することにしました。
弁護士探しは前回の記事にも書きましたが、エネルギーを使うので弁護士と提携している任意売却業者をまずは探すことにしました。
インターネットでみつけた任意売却業者に前回の記事で内容を書きましたが、非常に長いメールを片っ端から送りました。
ほとんどの任意売却業者は、私をメールの内容から「ややこしい人」と思ったようで、相談にはのってくれませんでした。
前回の記事はこちら。
ダメかと思った時に1社だけこのような返事をくれました。
鈴木様
メールありがとうございます。
新築ワンルーム販売業者Bに関しては、以前結婚詐欺まがいのことをして女性にマンションを購入させていたことがあり、その女性からの相談を、解決させていただいたことがあります。
販売業者Bに関しては、ネットなどでも調べるといろいろな批判が書かれています。
鈴木さんがおっしゃるように、裁判での解決を求めると、時間と費用が結構かかると思います。
鈴木様の状況をお聞きした限り、任意売却の解決が一番かと思われます。
自己破産に関しては、任意売却後でも十分に検討出来ます。
私の個人的な意見としましては、鈴木様の状況をお聞きすると自己破産の必要はないと思われます。
今回の解決について、今後お話させていただければと思います。
収益マンションの任意売却については、債権者との話し合いが重要になります。
3物件所有されていますが、借入れの銀行が3社とも違いますので、任意売却の対応も3社とも違います。
鈴木様が今後希望される解決に向けて、お手伝いするのが当社の使命になりますが、まず、一番大事なことがあります。
鈴木様のお体のことです。
現在、体調不良で退職されたそうですが、お体は大丈夫ですか?
お体を壊すと、解決出来るものも解決できなくなります。
お体を壊すような無理な仕事をしたりしてはいけません。
もちろん、生活に必要なお金を稼ぐのはいいのですが、借金の返済や、今回の収益物件の赤字の返済に必要なお金を稼ぐために無理をした仕事をしたりする事は良くないことです。
でも・・・・
返済が・・・
と思われるかもしれません。
借金や返済については、さほど心配することはございません。
当社は、鈴木様のようにお困りの方をお手伝いするのが専門です。
解決方法はいくつかあると思われます。
鈴木様が任意売却での解決も考えてみようと思われるのであればご相談ください。
このようにメールの内容から具体的な情報やノウハウを持っていそうでしたので、私はこの任意売却業者に相談しました。
まずはメールに書いてあった
新築ワンルームマンション販売業者Bに関しては、以前結婚詐欺まがいのことをして女性にマンションを購入させていたことがあり、その女性からの相談を、解決させていただいたことがあります。販売業者Bに関しては、ネットなどでも調べるといろいろな批判が書かれています。
この内容の詳細を聞きたいと思いました。
販売業者Bに関するネットの情報は真実性に欠けるので、任意売却業者には結婚詐欺まがいの話やその他の事例を聞くことにしました。
結婚詐欺まがいにあった女性の話は以下のようなものでした。
婚活サイトで男性と知り合う。
↓
知り合った男性は新築ワンルーム業者Bの社員であった。
↓
付き合うとまではいかなかったが、デートを何度かした。
↓
男性に好意を持つようになった頃に投資を勧められる。
↓
自分もやっているからマンション投資をやろうと言われる。
↓
「節税対策、年金の足しになる」などメリット面だけ話される。
↓
男性に好意をもっていたので疑うことはなく、勧められた新築ワンルームマンションを購入。
↓
男性が急に冷たくなる。
↓
新築ワンルームマンションを購入させることが目的の詐欺だったと感じるようになる。
↓
警察に相談したが、「詐欺として成立しない」と言われる。
↓
弁護士に相談したが、音声など証拠能力のあるものがないので「契約無効」の裁判は厳しいと言われる。
↓
とりあえず、マンションはいらないので売却したいと思い、任意売却業者に相談。
↓
事の詳細を聞いた任意売却業者は販売業者Bに連絡をとる。
↓
任意売却業者が販売業者Bの社員がとった行動を問いつめる。
↓
販売業者Bは後ろめたいことがあるのか、
「女性のマンションの購入価格より200万円安い価格ならマンションを買い取る」
と言ってきた。
↓
女性にその話をしたところ、
「早く、忘れたいのでそれで話を進めてください。」
と言われる。
↓
結局、マンションを販売業者Bに買い取らせて残った残債200万円は女性が銀行に一括返済する形で終わった。
とんでもない話ですよね。
美人局と一緒じゃないか!!
他の事例は私と似たようなケースでした。
空室や家賃収入の減少で悩んで、新築ワンルーム販売業者Bに相談すると
「新築ワンルームマンションを追加購入して赤字を埋めていきましょう!」
という悪魔の提案で次々と購入していった人が多かったようです。
ちなみに新築ワンルームマンションを騙されて購入する人達は公務員や医者が多いということでした。
公務員や医者は銀行からの融資がかなり引き出せるためターゲットになりやすいそうです。
年収500万円の公務員の人が11件の新築ワンルームマンションを購入していたという信じられないエピソードもありました。
しかし、いくら公務員とはいえ、年収500万円で11件もフルローンを組んで新築ワンルームマンションを購入することはできません。
どうやら新築ワンルームマンションの販売担当者と銀行がグルになって、その公務員の預金残高を大幅にプラスに改ざんして融資できるようにしたようです。
投資用の物件購入に限り、こういう手法は新築ワンルームマンション以外でも横行しているようです。
シェアハウス問題で世間を騒がせたスルガ銀行の融資疑惑がいい例ですね。
事例をある程度聞いたところで、本題に移りました。
「任意売却するためにはどうすれば良いのでしょうか?」
私はこのように聞きました。
任意売却業者の答えは驚くべき内容でした・・・・
次に続きます。
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