借金返済の足しにするために開始したトルコリラ円スワップ投資ですが、正直厳しくなってきました…
今月はプラスの材料が2つあったにもかかわらず、トルコリラ円の下落が止まりません。
トルコリラ円のポジションを持っている人はどのようにやり過ごしているのか気になりますが、今月の私のポジション状況にも変化がありましたので、そのあたりを中心に書いていきます。
前回の記事はこちら

みんなのFXでスワップ55円の新通貨ペアが誕生
私がトルコリラ円のスワップ投資で利用している業者は「みんなのFX」です。
その「みんなのFX」が4月7日に新通貨ペアを開始させました。
そのなかに「トルコリラ円LIGHT」という通貨ペアがあります。
この「トルコリラ円LIGHT」のスワップがなんと1万通貨あたり「55円」!
(ただし、スワップ2倍デーなどでは50円に切り下がります)
業界最高値でのスワップです。

私はこれから追加で購入していくときはこの「トルコリラ円LIGHT」にしようと思いました。
また、現状で若干のプラスが出ているポジション、もしくは若干のマイナスが出ているポジションを決済して、その分をこの「トルコリラ円LIGHT」のポジションに変えようと思いました。
トルコリラ円の価格がしばらくは下げ止まらないとも私は思っていました。
下がることを前提に考えるなら、それまでに積み上げたスワップ分を捨ててでもポジションチェンジしたほうが良いと考えたのです。
トルコリラ投資6か月目のポジション状況
現在のトルコリラ円のポジション状況は以下の通りです。
まずは「トルコリラ円」のポジション状況です。

トルコリラの保有枚数は、5万通貨です。
為替差損は、-26,160円です。
1か月前は-40pipsだったのですが、今回は-52.3pipsとひどい状況になっています。
前回の平均約定価格 4.324 ⇒ 今回の平均約定価格4.195
トルコリラ円LIGHTにポジション変更するために、平均約定価格が4.4付近のポジション3万通貨を決済して平均約定価格を下げたにもかかわらず、このありさまです。
それだけトルコリラ円の下落スピードが速いということです。
続いて「トルコリラ円LIGHT」のポジション状況です。

トルコリラ円LIGHTの保有枚数は、6万通貨です。
為替差損は、-9,458円です。
平均約定価格3.83と悪くないポジションだと思ったのですが、そこからすでに-15.76pips…
下落するのが早すぎなんですよ、トルコリラさん…

トータル実現損失は、-20,629円です。
先月の実現損失が-4,400円程度だったことからかなり悪化していることがわかります。
スワップは本来なら累計で31,000円ほどあるのですが、3万通貨(スワップ累計16,000円ほど)のポジションを決済したので、15,000円ほどとなっています。
この3万通貨のポジションを決済し、「トルコリラ円LIGHT」3万通貨にポジションチェンジしました。
3万通貨のポジションを決済した時の価格が、3.85円でした。
3万通貨のポジションの平均約定価格は4.4円と高く、3.85円で決済して-16,000円ほどの損失確定。
その損失をスワップ分16,000円で相殺してプラスマイナスゼロぐらいで確定させました。
そこから3.67円まで下落してしまっているので、結果的にはこのポジションチェンジは成功と言えます。
口座残高200,000円のうち、200,000円分が11万通貨となっています。
(レバレッジコントロールのため、2万円で1万通貨購入していますが、今回はルールを守れていません)
200,000円だと10万通貨までしか持たないというルールを守れず、1万通貨余分に保有しています。
来月は20,000円入金して、ポジションは追加しないように努めたいと思います。
トルコリラ円の下落スピードが今月から加速してきてますから、余裕をもった資金管理が大事だからです。
レバレッジが高いと3/19のトルコリラショックの時のようなことが起これば、強制ロスカットになりますからね。
前回の平均約定単価は「4.324円」でしたが、今回はトルコリラ円LIGHTへの一部ポジション変更などで「4.014円」に下げることができました。
ドルコスト平均法の良さが出ています。
トルコリラの売買ルールはこちらの記事で書いています。

政策金利引き上げでも、トルコリラは下げ止まらず
トルコ中銀は今月の政策金利を引き上げることを決定しました。
本来であれば、政策金利を引き下げていくことがトルコ中銀の思惑だったと思います。
エルドアン大統領が政敵を拘束したためにトルコの金融市場が冷え切り、またインフレが加速する可能性が高まってしまったために再び政策金利を引き上げることにしたのでしょう。
[イスタンブール 17日 ロイター] – トルコ中央銀行は17日の会合で政策金利を350ベーシスポイント(bp)引き上げ46%とすることを決めた。昨年12月の利下げ開始からわずか4カ月での政策転換は、予想外と受け止められている。
市場関係者によると、利上げの狙いは数週間にわたって続いた通貨リラの下落圧力を和らげることと、予想物価の上昇抑制だ。
https://jp.reuters.com/markets/japan/funds/XAHIHQZ5SFOKDD57WPUC3GNXPM-2025-04-17/ロイター通信
このように政策金利が46%になりましたが、トルコリラ円は上昇するどころか、現状の価格を維持することはできませんでした。

このチャートをみてもらうとわかるとおり、下落トレンドが収まらず、どこで下げ止まるのかわからない状態です。
意識されるのは、3/19のトルコリラショックでつけた最安値の3.5円付近です。
3.5円で下げ止まればよいですが、そんな保障はどこにもありません。
今は静観し、下落が止まらないのであれば、入金してレバレッジ2.1倍を維持することに努めようと思います。
トルコリラスワップ記録
2024年10月:283円/1万通貨
2024年11月:2,163円/2万通貨
2024年12月:4,191円/3万通貨
2025年1月:5,056円/4万通貨
2025年2月:5,473円/5万通貨
2025年3月:6,628円/6万通貨
2025年4月:-8,570円/11万通貨(一部ポジション決済により16,000円のスワップ消失)
累計:14,989円(2025年4月21日現在)