購入した新築ワンルームマンション3件の空室が発生する頻度が増えてきて、私の貯金はついに底をついてしましました…
前回の記事はこちらです。
空室が発生する頻度が増えてきたのは、運が悪いというのもあるのでしょうが、一番の理由は自分の所有マンションの周りに新しい新築ワンルームマンションが次々と建てられていたことだと思います。
新しい新築ワンルームマンションの家賃のほうが自分のところより低いというケースもありましたから、空室が発生した場合、当然そこより低い家賃設定にしないと借主は見つかりません。
ですから空室を埋めても家賃収入は最初の時よりだいぶ落ちていき、知らぬ間に月々のローン返済の金額以下になっていきます。
それで、当初は家賃収入で賄っていたローン返済ですが、それだけでは足りないので、自分の貯金から足りない分を補填する形になります。
新築ワンルームマンション1件だけの所有ならそれほど大きな負担ではないのですが、なんせ私の場合は3件も不良物件を抱えていたので、私の貯金がなくなるのも早かったのです。
こうなると精神的にキツイ状態になってきて、体に異常をきたすようになってきます。
2~300万円の借金ならそんなことないですが、なんせ5,000万円の借金ですからね。
しかも、毎月ローン返済しても
ローン返済額の60%は金利分
なので、全然借金が減っていかないんです。。。
元利均等返済でしたので、毎月のローンの支払いが一定額(元本+利息)なので、当初は特に何も思いませんでした。
しかし、長い目で見ると借金(元本)は全然減らないし、銀行にかなりの利息をつけて返済することになりますので、総返済額(元本+利子)がかなり多くなります。
私の場合は元本が5,000万円で金利は平均して3%ですので、利子分は約3,000万円です。
5,000万円の借金をして、利子3,000万円をつけて合計約8,000万円を35年かけて銀行に返済することになるわけです。
価値ある物件ならいいですが、新築と言っても実体は全く価値のないワンルームマンションですから絶望的です。
借金が減っていく実感があるなら頑張れたかもしれませんが、それがなかったので、仕事もミスばかりするようになりました。
しばらくの間は生活費からローンの返済は続けていたのですが、それも限界を迎えました。
家にあったもので売れそうなものはあらかた売り払いましたが、全く金になりませんでしたね。
そこから緊張の糸が切れたように無気力になってしまい、仕事に大幅な支障をきたしたので、会社を退職しました。
それから1か月はずっと何もせず、ボーっとするか寝てるかの繰り返しだったと思います。
人間追い詰められたら「火事場のクソ力」かなんかで必死に行動するんだろう、と思っていましたが、本当に追い詰められたら無気力になる、ということがわかりました。
何気なしにインターネットで「練炭自殺」とか「首つり自殺」とか検索したりした時もありましたが、自殺しようという気は起きませんでした。
借金を苦に自殺する人と自殺しない人の違いは何なのか?
今でも時々考えることはありますが、答えはでませんね。
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