トルコリラスワップ投資を始めてから早くも9か月が経過しました。
時がたつのは早いですね。
先月に仮想通貨Symbolを損切りして、残った資金100万円をトルコリラスワップ投資に振り向けましたが、今月はいろいろなことを実行しました。
仮想通貨Symbolを損切りした話を書いているのはこちらです。

トルコリラスワップ投資8か月目の記事はこちらです。

その話はあとにして、まずは今月のトルコニュースを振り返ろうと思います。
トルコ中銀は政策金利を43%に引き下げ
2025年7月24日にトルコ中銀は、政策金利を46%から43%に引き下げることを発表しました。
3月の緊急会合を除き3会合ぶりに利下げを再開した理由については「最近のデータは、需要状況に伴うインフレ抑制の動きが強まっている」と説明した。
また、「基調的なインフレ動向などを考慮し、インフレ抑制に向けて必要な措置を確保する」としてインフレを警戒しつつも「物価の見通しを踏まえ、変更する幅は会合ごとに慎重に見直していく」と利下げを継続する姿勢を示した。
外為オンラインよりhttps://www.gaitame.com/media/entry/2025/07/25/143852
スワップ投資をしている私にとっては、利下げを継続されるのは嫌ですね。
なぜなら、FX会社がスワップポイントが引き下げてくるからです。
しかし、トルコの消費者物価の前年比上昇率(いわゆるインフレ率)は2025年6月で35.05%と高い水準です。
トルコ中銀は「インフレ率が2025年末には24%まで下落する」と予測していますが、残り半年でその数値まで下がることは絶対にないでしょう。
ですから、来月以降に関しては、今回のように利下げ幅が大きいことはないと思っています。
私が利用している「みんなのFX」のトルコリラの直近のスワップポイントは、1万通貨あたり35円です。
さすがに今年中にスワップポイントが30円を下回ることはないと思いますね。
ちなみに2025年7月時点でトルコリラのスワップポイントが一番高いのは、GMOクリック証券です。
今から始める人は、GMOクリック証券を利用されることをオススメします。
トルコリラ円ポジションを2回全部決済
今月はトルコリラ円のポジションを2回全部決済しました。
1回目は高値掴みのポジションを解消するため
1回目のトルコリラ円の全決済は、7月8日でした。

「決済損益」が累計スワップと建玉損益の合計です。
今年の1月、2月に保有したポジションの決済損益はマイナスでしたが、他のポジションの決済損益がある程度プラスになったので、そのタイミングで全決済しました。
前回の記事でも書きましたが、トルコリラ円の直近の日足チャートは3.6円~3.7円のレンジで推移していました。

このレンジで推移している間にトータルで含み益がプラスになったら、一度全決済しよう。
4円台で保有した高値掴みのポジションを解消し、あらたに3.6円~3.7円の間でポジションを持ち直したい!
このような思いから全決済しました。
1回目の決済損益の合計額は35,960円でした。
2回目は日本の参院議員選挙リスクに警戒したため
2回目のトルコリラ円全決済は、7月17日でした。

「決済損益」が累計スワップと建玉損益の合計です。
7月20日は日本の参院議員選挙の投票日で、結果によっては7月21日以降に円高に傾くリスクがありました。
しかも、この時に保有していたトルコリラ円のポジション数は100万通貨でした!
50万通貨から100万通貨にいきなりポジションを増やしたのか!?
ハイレバじゃないか!!
はい、その通りです。
その時はレバレッジが1.5倍から2.9倍にまで一気に跳ね上がりましたね…
しかし、3.6円~3.7円のレンジ相場がけっこう強く続いていたので、問題ないと思いました。
さすがに日本の参院議員選挙をまたいでのポジションの持ち越しは怖かったので、全決済しました。
2回目の決済損益の合計額は40,578円でした。
トルコリラ円のポジション状況
現在の私のトルコリラ円のポジション状況は以下の通りです。

またしても100万通貨を購入してしまいました。
証拠金は追加したのか??
いいえ、追加しておりません。
そもそも追加する資金がありません…
私の口座状況はこのようになっています。

2回目の全決済後に50,000円を口座から抜きましたので、その分口座残高は減っています。
実効レバレッジは「2.9倍」とかなりのハイレバレッジです。
しかし、私にはもう後がありません。
勝負するしか道はないのです!
このポジションはずっと持ち続けるつもりはなく、来月のアメリカの雇用統計前までに決済するつもりです。
この3.6円~3.7円のレンジ相場もいつまで続くかわかりませんし。
トルコリラスワップ投資を始めてから9か月ですが、トルコよりもアメリカの指標発表のほうを警戒したほうが良いことがわかりました。
直近1年のトルコリラ円のチャートの下落は、アメリカの指標発表後が多い傾向にありましたから。
要するに、ドル円に引っ張られるということなんですが…
もちろん、イマモール市長逮捕のようなトルコの内政リスクでトルコリラ円がいきなり暴落することはあります。
しかし、滅多におきることではないですし、レバレッジ3倍以内なら強制ロスカットになる可能性は低いです。
それなら、アメリカの経済指標やニュースを警戒し、場合によっては全決済して、ポジションを持ち直すほうが良いと思っています。
戦略が変わりましたが、以下の出口戦略はもちろん継続します。
・スワップが1万通貨で10円を割ったら全決済
・元金の2倍以上になったら全決済
2つのうち、どちらかになったら、トルコリラ円からは一度完全に離れます。
トルコリラスワップ記録
2024年10月:283円/1万通貨
2024年11月:2,163円/2万通貨
2024年12月:4,191円/3万通貨
2025年1月:5,056円/4万通貨
2025年2月:5,473円/5万通貨
2025年3月:6,628円/6万通貨
2025年4月:-2,229円/11万通貨(一部ポジション決済により16,349円のスワップ消失)
2025年5月:15,058円/13万通貨
2025年6月:25,425円/50万通貨
2025年7月:32,425円/100万通貨(2回ポジション全決済により119,047円のスワップ消失)
累計:94,473円(2025年7月24日現在)
まとめ:スワップ投資9か月目の結果と今後の戦略
1. 100万通貨のポジションでスワップ収益の拡大のスピードを図る
2.レバレッジを3倍以内とし、リスク管理と収益最大化の両立を追求
3.明確な出口ラインを設定し、利益確定とリスク回避を徹底
4.今後もスワップ環境が続けば価値ありとの見立て
先月の4つの戦略から2つを変更しました。
リスクを高めて、今以上に収益の拡大スピードを促進させる方向にシフトしました。
行動も以下のように変えていきます。
最後に全く関係のない話ですが、「情報セキュリティマネジメント」の試験に受かりました。
1,000点満点中、600点以上が合格なのですが、私は660点というギリギリの結果でした…
過去問には全く掲載されていない新しい問題が10問以上でてきて、少しパニックになりましたが、なんとか合格できてホットしております。